« 自信がもてない、女 | メイン | 待つ、女 »

期待にこたえる、女



世の中はいつのまにやら黄金週間みたいですね。
土曜日から11連休の取引先とかあるんですけど。

何だそれ?うちは接客もある職場で年中無休なんでね。
むしろいつもより忙しいんだっつーの。取引先が休んでたら、仕事もたまる一方
だっつーの。どうせたまるなら、もう放置しちゃえ!と、社員一同5月病に突入中。




さて。
仕事をしていると、接客があろうがなかろうが、人間関係は切り離せないもの
だから、何だかんだと気を遣う。気を遣わなくていいのは休日だけだわ!
と思いきや、そうでもなく。なんてことに気づいたある日のこと。


前に書いたかもしれませんが、東京の下町のはしっこ在住中。
下町の特徴はね、やっぱりおじいさんおばあさんが多いこと。
そしてやたら話しかけてくる。知人かと思うくらいに。
しかも「ちょっとすみません」みたいな枕詞は皆無なのね、彼ら。


「なんか雨降りそうだよねぇ。布団干してきたんだけど、帰ったほうがいいかねぇ?」


「お姉さん、背が高くてかっこいいよねぇ」


「この人参、一袋が多すぎだよねぇ。半分こしない?」


道端だったりスーパーのレジだったり、野菜売場だったり。
しかも相手は毎回違うのだけれど、週に1度は知らない人に話しかけられる生活。


てなわけで、最初のほうこそはいちいちびっくりしてかたまったり
してたものの、今じゃ慣れっこ。あぁ、あたしも洗濯物干しっぱですよ!
背が高いのだけがとりえなんですよー!と、自然に会話の出来る今日この頃。




そんなあたしもびっくりしたこと。
ある平日の夕方、おじいさんおばあさんだらけのバスに乗っていたら。


「お姉さん!こっち、こっち!席空いたよ!」


二人掛けのシートで誰かを呼ぶ、ひとりのおばあさん。
誰か知り合いがいるんだなーっと、ぼーっとしていたら。


「お姉さんったら!そこの背の高いお姉さんだよ!」


え?あ、あたし?


けっこう混んでるバスの中。立っている人は他にもいっぱいいるのに?




「だってさー、どうせしゃべるんだったら、老人相手よりも
 若い人との方が楽しいに決まってるじゃない!あはは」




あはは。隣に座るイコール会話相手なのは決定なのね。
そしてその名誉ある席に座る相手として選ばれたわけね。


まぁどうせヒマだし、なかなかおもしろいおばあさんだったし、降りる停留所が
一緒なことも判明したし、と世間話を楽しむことに。ご主人が無趣味だとかいう
愚痴やら、かかりつけの病院の悪口やら、とにかく話したいことをマシンガン的に
話すおばあさんに、ひたすら相槌を打って聞き役に徹していたのだけれど。




「ところでお子さんは何年生なの?」




は?




あたし子供がいるとか一言も言ってない。
てかいないし。そもそも悲しいことに結婚すらしてないのに。


と、素直に答えようとした瞬間。
おばあさんがあたしの手元を指差してにこにこして笑っている。


そう、そのときあたしが手にしていたのは、ケーキ屋さんの箱。
しかもデコレーションケーキの入った大きめのやつ。


あー、なるほどね。子供のお誕生日か何かだと思ったのね。




「ママの帰り、楽しみにしてるだろうねー」




えっと・・・


ま、まだ幼稚園なんですー。
来年小学生なんですけどね。





わわっ。何言ってんだ、あたし。
その大胆ながらも中途半端なウソは。


でもさ。あたしなんかとの会話をとっても楽しそうにしてくれてるおばあさんに、
「あらごめんなさいね」なんて、気を遣われてあやまられたくなかったんだよ。
期待されてる言葉や会話がわかっていて、全否定なんてしたくなかったんだよ。




人気blogランキング上げてください(泣)
笑えたらまずはポチッとクリック!その1票で順位UP!
その後で下にコメントを!お願いしまーす!!





が、しかし。


「あらそうなのー。今の幼稚園って、月謝はいくらくらいなの?」


なんて高度な質問が飛んできてですね。
え、えーっと・・・まとめて払っちゃったんで忘れちゃった・・・
だいたいですか?うーん、年間で20万くらいだったかなぁ?って超適当。


そんなの、知らないから!




一度ウソをつくと、どんどんウソの重ね塗りになるんだよ。


と、本来なら自分の子供に教えているはずのお年頃にもなって、
自分で自分を戒めている、そんな35歳。


さらに、「お子さん何歳なの?」ではなく「何年生なの?」と就学児以上限定
だったことが、軽く、いやわりかしショックだったりして。小さっ。


今あらためて考えてみれば、17時過ぎてたし、幼稚園ならとっくにお迎えの
時間は過ぎてるし、なのに子供連れてないし・・・ってことだったのかもだけど。



コメント (13)

daizu:

ぎゃっはっはっは!!!!(>▽<)
共感できる「期待への答え方」ですよ!!(爆笑)
ほんと、「こんなに答える必要、ないよね」と
思いつつも、なぜそんなイラン嘘を?って
毎度毎度突っ込みますwww

ちなみに・・・
年間20万だったら幼稚園だと安いほうなのかな?
聞いた話だと結構お高いような???

あたしも聞きたい!!

つか、次回は
「実は先日、嫁ぎましたのよ」とか
もっと盛大なウソついてみてくださいwww
もしくは、いえ、コレは子供じゃなくて
孫の、なんです、お恥ずかしい・・・(頬を染めつつ)」とか!!


この手のウソはバレても相手は文句いいませんから!!おそらく!?(笑)

:

分かるっ!

私はこの手の会話はタクシーの運転手さんとよくしますね。なんか求められてる答えを出す方が早い気がして嘘に嘘を重ね・・・二度と会うわけじゃないし、まぁ、いいか・・・みたいな。

日常生活で気を遣う数倍疲れますよね。
お疲れ様でした!(笑)

HM:

初めまして、大豆さんのブログから飛んで着ました……とはいっても、以前から時々読んでいたんですが^^;
年間20万で済むなら 激 安 ですよ~!!
今時、沖縄のはずれあたりの僻地でもそんなに安くはありませんて……

でも私は30代後半で保育園生の子供がいる「産んだの遅い人」だけれど、知り合いには40歳、42歳で孫が生まれた人も珍しくはないですよ。世間的には私らそんな年代やって……

furp:

ははははは!!!爆笑!
私も多分相槌うっちゃうと思います^^;
でも、歳が上のひとほど「お子さんは?」とか「結婚は?」とか聞いてくる気がしますね~。
生き方多様化現代において、ちょっと時代遅れかな~と。

ビビアン:

それ、おもしろいですねw
ていうかそんなに会話してくる人が多いのにびっくり!!
たまにお年寄りで話しかけてくださる方が一年に数回程度だから。

hide:

人の良さが滲み出ているエピソードですな。
うちもかなり怒田舎やけど
そんな社交的な地域じゃないなぁ。

あ、ブログ、再開致しましたのでおしらせいたします♪

saredo:

■daizuさま
そうなのよ、適当に流すなりすればいいのに、
やけに丁寧に答えちゃうのね、ウソを。

幼稚園の子供がいる友達もけっこういるけど、
月謝の話になんかなったことないもーん!
まじで瞬間的にいろいろ計算しちゃいました。
公立ならそう高くないんでは?とか。

孫!うける!次聞かれたらそれで!

saredo:

■猫さま
そうそう!タクシーもいつもそう!
いかにも眠そうなベタな演技してみたりしても、
どうにもこうにも話しかけられるとついつい
答えちゃう。しかも期待しているであろう答えで。
ほんと、疲れますよね。自分でウソついといてなんですが。

saredo:

■HMさま
はじめまして!コメントありがとうございます。
ていうか!実は何年も前からHMさんのところ
読み逃げしていました!nicoちゃんのところから
たしかHMさんのところに行ったのがきっかけで。
ひゃー!なんか感動。

あ、やっぱり安すぎましたか。
だって子供のいる友達と話をしてて、幼稚園の話には
なっても、お金の話はしませんからねー。
ほんと焦りましたよ。

そうなんですよね、そういう年代なんですよ。
何だかんだ周りが独身が多くて気だけは若い
つもりな自分がおそろしい。気をつけよう。

saredo:

■furpさま
そうなのよね、きっとあの世代の人たちから見たら、
出産どころか結婚もしないで働いてる30代後半なんて、
テレビの中だけの話くらいなのかもね。

同世代からは「見た目が怖い」と言われるのに、
なぜか年配の方にはやたら話しかけられるのよね。
タクシーとか、黙って乗っていたいのに・・・。

saredo:

■ビビアンさま
んー、何ででしょうね?この地域限定?
ま、バスの中で話しかけられたのは初めてですけど、
道端ではやたらと話しかけられるんですよねー。
他のエリアに住んでるときはなかったのになぁ。

saredo:

■hideさま
いやいや、人がいいというより調子がいいとうか。
いちおう東京23区内なんですけどね、なぜだ。
もしかしておじいちゃんおばあちゃんの独り言に
答えちゃってるのがあたしだけとか?(笑)

コメントを投稿

About

2008年04月28日 08:11に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「自信がもてない、女」です。

次の投稿は「待つ、女」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Copyright © 2007 nextyle, All Rights Reserved