数年前まで、一人暮らしをしていたとき。
近所に実家暮らしの同僚が住んでいました。
たまに数人で飲んだりはするけど、特別個人的に
仲がよいわけでもなかった同僚、Kちゃん。
本当に近所だったので、飲んだ後のタクシーとかは
すっごく便利だったのですが、休日とかも出会ってしまう。
コンビニ。
スーパー。
休日のそんなとこに出かけるときのあたしは、
もちろんスッピン。夏はTシャツに短パンにビーサン。
冬はパジャマの下だけジーンズに履き替えてコート。
が、Kちゃん。
そんなときでも、フルメイクで巻き髪。
アンチパンツ派だったので、いつでもスカート。
そんな二人がコンビニで立ち話してる姿。
想像してみてください。
いたたまれないから。
どうしていつもそんなの?
と聞いてみると、一緒に住んでるおばあちゃんが
すごく容姿に厳しいのだと。家にいるときもスッピンだと
怒られるんだそうで。もちろん短パンとかNG。
そんなKちゃんのおばあさま。
寝る前にお手洗いにいき、部屋に戻ろうとしたときに
階段で転んでしまいました。
悲鳴をあげる、おばあさま。
あわててかけつける、Kちゃん家族。
どうやら手首と腰を強打したもよう。
もしかしたら骨折してるかも!
救急車だ!救急車呼べ!!
「救急車は呼ばないで!!」
痛みに歯を食いしばりながら、つぶやくおばあさま。
そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!
みんなお酒飲んでるから運転できないし・・・
じゃぁタクシーだ!誰かタクシー呼べ!
「まだ呼ばなくていい!!」
まだって何よ!早くしないと・・・
「30分後に呼んでちょうだい!!」
はって自室に戻り、お出かけ用の着物に着替え、
フルメイクをはじめたおばあさま。
さすがに家族は心配で、すぐにタクシーを
呼んでおいたのだけれど、30分後に何事もなかった
ように、しゃなりしゃなりと歩いてタクシーに乗り込む
おばあさま。
実際、2箇所骨折していたそうです。
あたしも手首とひじを同時に骨折したことが
ありますが、めっちゃ痛いですよね。ぎゃーぎゃー
泣き喚いて、救急車乗りましたもん。
たしか90歳くらいで、骨折したおばあさま。
痛かっただろうに、身なりを整えることを優先。
女の中の女!!
と、同僚の間で伝説となったのでした。
いやー、えらいよねー。すごいよねー。
この話を思い出すたびに、見習わなきゃ!と
思い返すのですが。
休日だった昨日も、スッピンで近所を散歩。
まったくこれっぽっちも見習えていません。