とりわける、女
第一弾は、まぁ一般的なわかりやすい女。
飲み会などの席で、料理をとりわける女。
そりゃね、テーブルが大きくて反対側の席からはとりにくいところに
料理があったりしたときは、「これとろうか?」くらいなことは言いますよ。
あたしだって自分がとれないものはとってほしいし。
そうじゃなくて、もう料理がくるたびにすべてを分割してくれる女。
小皿を自分の前にずらっと並べて、とりわけてくれるわけですよ。
もちろん男子の分だけとりわけたりなんかするほどお馬鹿さんじゃないから、
ちゃんと全員分ね。サラダなんかちゃんといろんな具を均等にわけて、
なおかつそれぞれ彩りよく盛りつけてくれちゃったりするわけだ。
なんか膝に手をおいて、お母さんが全員分を盛りつけ終わるまで
箸をつけてはいけないあの雰囲気。
目の前に料理があるのに!
熱いものは熱いうちに食べたいのに!
今とりわけてくれてるサラダよりも、あの唐揚げが食べたいのに!
あれ、やっぱり『家庭的な女』をアピールしてるんだろうか。
「セロリ嫌いだからいれないで」なんて言ったりすると、
「栄養あるんだからダメよ」なんて頬をふくらませられちゃったりして。
思わず「だって嫌いなんだもーん」と末っ子キャラを演じてみたりして。
なんであたしまで演じなきゃいけないんだよ!
つーかあたし末っ子じゃないし!!
まぁ、そんな家庭的キャラでオチてしまうような男にはまったくもって
興味がないからいいのだが。なのでこの女に対しての気持ちは、
「女として先越された!」というヤラレた感ではない。
好きなもん食わしてくれ!!という単純な食い意地だったりする。